製作者コラム

製作者のつぶやき

2021年12月28日 07時09分

たくさんの離脱症状について訴えがありました【減断薬サロン(当事者交流会)】

新しい方を2名迎えて、10名での交流会でした。たくさんのお話を聞くことができました。
今回出されたお話について、項目ごとにまとめました。

＜服用中・減薬中の薬、過去に服用した薬＞
それぞれの薬について、添付文書などの詳しい情報も付け加えていますので、合わせてご参照ください。特に副作用については、製薬会社発表の患者向け医薬品ガイドに詳しく記載があるので、ぜひ確認してみてください

アルプラゾラム（ソラナックス）
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/7
ブロチゾラム（レンドルミン）
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/8
ニトラゼパム（ベンザリン）
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/9
サインバルタ
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/10
パキシル
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/11
リスペリドン（リスパダール）
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/12
フルニトラゼパム（サイレース）
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/13
不眠でジェイゾロフト（アメリカでは睡眠薬は処方されないため）
https://www.koko-issho.com/MedicineInfodetail/14

＜離脱症状＞
みなさんから訴えのあった離脱症状の一覧です

脱力感
筋硬直
慢性疲労症候群のような症状
全身つる感じ
頭がつるような頭痛
指がカクカクする
頭の圧迫感
船の上に乗っている感じ
吊り橋の上に乗っている感じ
肌の老化
筋肉の萎縮
関節の異常
頭の締め付け
情緒不安定
希死念慮
アカシジア
中途覚醒
発汗
体に虫が這うような感覚
ベンゾ由来の不眠ー体は疲れてるけど頭は眠らない状態
体だるくなる
薬害性不眠
生理も止まった

＜みなさんの声＞
ステイしても症状はおさまらないが、期間を決めて減薬を進めている。
なかなかスムーズにいかないけど、耐えるしかない

医者に飲んでいた期間と同じくらい減薬にも時間かかると言われた。
いろいろな医者に行ったが、結局薬剤性だとわかった。

薬の量をもどしたら、症状がすこし戻った。

こんな思いをしているのは世界に自分一人だけだと思っていた。

医者にアカシジアを否定されて、心因性だと言われ、統合失調症にされそうになった。

家族にもドクターにも誰にも理解されないこともあり、減薬中はメンタルがやられる。
遺書を書いたことがある。

＜離脱症状が和らぐ時はどんな時ですか？＞
鍼灸にいくと楽になり、アカシジアの足のふるえも止まる。
薬の量をもとに戻すとすこしよくなる（よくならない人もいる）

＜減薬について不安なことや、薬をやめたい理由＞
いきなり抗不安薬をやめたら体がぼろぼろになってしまうんじゃないか
薬を飲むことによって不安になるからやめたい
ベンゾ離脱のためにSSRIを飲ませようとする医者がいる
睡眠薬で寝れてるけど、常用量離脱症状があるからやめたい

＜医師への啓発＞
ベンゾジアゼピンの離脱症状を主治医に知ってもらうためにも医者を教育することが大事ではないか。わかってもらうのは大変だけどやってみようかと思っている。
医師だったら、知識がある分、素人よりはわかってくれそうな気がするので、医者に伝え続けようと思っている。そうすれば、医師仲間にも広がるかもしれない。

＜水溶液タイトレーションについて＞
①薬を錠剤のままぬるま湯に入れると溶ける（溶けない薬もあるので注意が必要）
②よく攪拌した後、シリンジで決めた量を抜き取って服用している
★水溶液が合わない人もいるので、注意が必要

＜最後に＞
長い間、誰にもわかってもらえずひとりで苦しんでいた方が、本当に多い印象ですが、実態を知れば、「自分だけ」どころか、ベンゾジアゼピンを含む向精神薬を服用している誰でもが気づかずに被害に合っているのではないかとの声が上がりました。

ぜひ多くの人に向精神薬・ベンゾジアゼピンの被害を知ってもらいたいと思いますし、精神医療には近づかないでほしいと心から願っています。

次回は来年1月10日、参加は無料です。

お申込みはこちらからお願いします。
https://www.koko-issho.com/Salon

（2021-12-20 「ここでいっしょに減断薬サロン」）