ひでこ(製作者)について


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ひでこ(制作者)

       
現在の私の状態

精神科通院歴は23年になります。最初は産後のうつ状態から始まり、うつ病の診断から、多剤大量処方となり、現在の診断名は双極性障害2型となっています。4年前に薬について疑問を持ち始めました。その後3年間かけて少しずつ減薬をしながら回復してきました。現在も通院し睡眠導入剤のみ服薬しています。

私の精神科通院歴

私はすでに成人した二児の母親ですが、二人目の子どもの出産をきっかけに体調を崩し、半年後にはまったく体が動かない状態となりました。新生児を放っておくことはできないと思い、育児をしようと起き上がろうとしても起き上がることすら困難でした。
無理して赤ちゃんの世話を続けているうちに精神的に追い込まれ、上の子にイライラをぶつけるようになってしまいました。
大きな声で怒鳴ったり、手をあげたり、子どもと一緒に大泣きしたり、そんな毎日が続きました。「このままでは私も子どもも不幸になる」と思い、 相談できる所はないか必死で探した結果、市の精神保健相談に行き着き、そこから紹介された精神科のクリニックを受診しました。

様々な薬を飲み続けて

通院していた精神科クリニックでは、医師からは薬についての説明もほとんどなく、ただ「これ飲んでみて!」と言われました。当時の私は「これで良くなるなら」と思い、次々に出される薬を飲み続けました。
しかし、良くなるどころか、体調はひどくなるばかりです。
服薬を続けているうちに家事どころか、自分の身の回りの事さえできなくなってしまいました。そして10年後には、診断名がうつ病から双極性障害に変わり、私は『精神障害者』になってしまいました。
精神科医を信じていた当時の私は「薬は一生飲むもの」と覚悟していたのです。しかしある人から「薬はやめられる」という話をきいたことをきっかけに、ハッとし向精神薬のことについて詳しく調べ始めたのです。調べるほどに精神医療の深い闇に気づくことになりました。

減薬によって体験したこと

私は少しずつ薬を減らしていくことを試みました。今思うと服薬している時の私は、すべての物音、ささいな言葉や人の態度に悪意を感じ、常に脳がピリピリとしている感じがありました。
薬を減らしはじめて1〜2ヶ月くらいするとこの脳のピリピリ感が消えていることに気づきました。薬は減らせるという確証を得た私は、少しずつ慎重に薬を減らしていきました。痛みに敏感になるなど辛い離脱症状はありますが、気持ちは穏やかで幸せです。
現在は睡眠導入剤(ベンゾジアゼピン系薬剤)を少しずつ減らし続けています。