わたしの物語

発病から回復へ、あなたの物語を語ろう

発病から回復へ、あなたの物語を語ろう

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2019年07月06日 07時56分

体験談    減薬    ベンゾジアゼピン   

減薬の失敗から学んだこと

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初めてベンゾジアゼピンの減薬をした時は、失敗しました。パニックになるくらい精神的に追い詰められました。その時の失敗から得たことや心がけていることについて書きます。

(1)最初のやり方

ベンゾジアゼピンのことを知ってから、離脱症状や減薬方法については、少しは調べました。

その後、医師に相談しましたが、全く取り合ってくれないので、仕方なく自己流でやることにしました。

その当時は、双極性障害の薬(リーマス、ロナセン)も飲んでいました。
ベンゾジアゼピン薬は、ハルシオン 0.25mg とベンザリン 4mg を飲んでいました。

今考えれば、無謀でしたが、はじめにハルシオンを減らしました。量は覚えていませんが、多分 1錠(0.125mg) の4分の1くらいだったと思います。

その直後から、ひどい動悸に襲われてしまいました。

不安と後悔と絶望と怒りでいっぱいで、どうしたらいいのかわかりませんでした。

夫には「医者の言うことを聞かないからだ」と言われ、医者には「原疾患が悪化した」と言われて薬を増やされてしまいました。

仕方がないので、ハルシオンの量を元に戻し、動悸が良くなるのを期待して我慢していましたが、いつまでたっても良くなりません。

その時に、一度現れた離脱症状は、消えることはないんだと悟り、覚悟を決めました。

(2)双極の薬を先にやめることにした

ベンゾジアゼピンを減薬するなら、他の薬は何も飲んでいない方がいいのではないかと考え、双極性障害の薬をやめることにしました。

もともと、自分が双極性障害だということも納得していなかったので、そのことを医師に説明したのですが、そこの医師は、すごく双極性障害のことを勉強していることもあり、自分の診断に絶対的な自信があるようで、どうしても持論を曲げないので、転院することにしました。

転院先では、初診で長い時間をかけて子供の頃からのエピソードを聞かれ、多分、双極性障害ではなく発達障害ではないかと言われました。そこの医師は、どうやら発達障害に関する関心と経験値が高いように感じました。

何回か診察を受け、結局、リーマスもロナセンもやめていいということになり、やめることができました。

しかし、どうしても発達障害にしたがるので、うんざりしてしまい、近くに開業したばかりのメンタルクリニックに転院しました。

診断名はともかく、リーマスとロナセンをやめることができ、リーマスの副作用である手の震えをはじめとした不快な症状の多くがなくなりました。

離脱症状以外の症状が消え、身体的にも精神的にも、だいぶ楽になりました。

(3)今、心がけていること

その後、抜歯しなくてはならない事態になり、化膿止めを飲んだことがありました。その時は、起きていられないほど具合が悪くなってしまいました。

その経験から、ベンゾジアゼピン減薬中は、市販薬も含め、どんな薬も一切飲まないと決めました。

そのために、例えば喉が痛いなど、風邪の兆候があれば、すぐに十分に休養するなど、体調が悪くならないような生活を心がけています。

健保や市の健診にも行きません。もし、何か病気だと言われても薬を飲めないからです。

そのかわり、メンタルクリニックで出される薬を受取りに行く薬局で、体調のことなどを相談しています。

その薬局は、個人経営で、薬剤師さんは、漢方に大変お詳しい方です。
専門家向けに講演などもされている方なので、安心してなんでも相談できるし、医療業界の裏話なども聞かせていただいて、とても頼りになる薬剤師さんです。

最後に
あと5年ほどで、断薬できる予定です。断薬できたからといって離脱症状が消える保証はありませんが、それも覚悟しています。




2022年12月17日

default マロン

色々ありますね、
体験談有難いです。🙇‍♀️


2021年08月05日

default ひでこ(制作者)

オリーブさん
すごくつらそうですね。
食べられないと、心身ともにどんどん弱ってしまいますよね。
私もどうしたらいいとかは言えませんが、とりあえず、頭の中を空っぽにして、こころも一緒にゆっくり休んでみるといいのではないかと思います。
そうしたらいい考えが浮かぶかもしれません。


2021年03月19日

default しょう子

強いですね。
見習いたいと思います。
専門医に薬を飲むことを勧められ、それを拒否するのは、難しかったです。服薬管理もできない程、罪悪感に取りつかれていました。
今は、ごめんねを連発せずに、ありがとうを発しています。
福祉のお世話になりながら、とにかく、生きるために、減薬に取り組んでいこうと思います。


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