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離脱症状や緩和法などの体験を共有しよう

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default ひでこ(制作者)

2019年05月29日 08時39分

体験談    減薬    ベンゾジアゼピン   

減薬を始める前の環境

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2016年9月から記録しているベンゾジアゼピン減薬ノートをもとに、今までの減薬の経過を何回かに分けて書いていこうと思います。

まずはじめに、減薬を始める前はどんな環境だったかについて紹介します。

(1)薬が減っていたこと
10種類以上服用していた薬が、双極性障害と診断が変わったことで、最終的に4種類に減っていたので、副作用がずいぶん減っていたと思います。

(2)療養環境が確保できたこと
うつ病発症後20数年間、家事も育児も休むことが出来ず、まともに療養ができる環境ではありませんでした。昼間の居場所は台所で、寝る場所は子どもの部屋でした。ある程度子どもが大きくなると、子どもは遅くまで起きているため、アイマスクをして、うるさい中で寝ていました。子どもが成人・独立したので、家の中に自分の部屋が確保できました。やっとゆっくり眠れて精神的にも安心できる環境ができました。眠るための環境が確保されていなければ、いくら薬を飲んでもうつ病が治るはずはありません。医者は、そういった生活の状況などを考慮することなく薬だけにしか注目していないのですから、治せるはずが無いのです。

(3)就職したこと
出産前まで就いていた仕事のスキルを活かした、自分に合った仕事に就けたことで自尊心の回復ができ、専業主婦でうつ病という環境で失われた自分に対する自信と信頼を取り戻す最初の一歩になりました。減薬を進めるにつれて離脱症状が厳しくなってきたこともあり、今は退職していますが、自尊心の回復のために必要な経験だったと感じます。

(4)病気ではなかったと確信を持ったこと
専門家(カウンセラー)に薬はやめられると言われ、徹底的に病気と薬について調べたことで、多くの「精神疾患」は社会的、人為的に作られたものであることや、科学的な診断根拠がないこと、薬の効果の根拠が「仮定」でしかないことなどを知り、「本当は精神疾患ではなく、薬は危険でしかない」ということに確信を持ったことで薬をやめる決心ができました。

(5)減薬失敗経験が役に立った
一度ベンゾジアゼピンを減らしてみたところ、予想以上の離脱症状に、軽くパニック状態になり、慌てて元の服薬量に戻しました。そしてその時、一度現れた離脱症状は二度と消えないことを知りました。出た症状は、ベンゾジアゼピン依存症を知る前にもあった「動悸」で、ひどく激しいものでした。今も動悸は続いていますが、受け入れることが出来ているので、つらくて生活に困るということはありません。覚悟が決まれば耐えられると感じています。

これらの経験から、減薬を始める前に必要なことは、「環境」と「自信」と「覚悟」ではないかと感じます。

次回は、薬をやめる前にした準備について書こうと思います。




2019年06月26日

default housuke

はじめまして。
私はベンゾジアゼピン系睡眠剤を使っています。
半年くらい前に断薬できたのですが、父の死によって再び睡眠障害に陥り薬に頼る日々に・・。
でも正直薬は怖いので、また断薬できるよう頑張るつもりです。
寝つきはまだよい方なので眠れるのですが、中途覚醒で結局飲むはめに・・( ;∀;)
中途覚醒でものまないほうがいいのかなー?でもまたすぐ眠れるとは限らないし・・うーん・・。悩んでます。

たまたま「睡眠薬 断薬」でネットサーフィンをしてたところ、ここにたどりつきました。
よろしくおねがいします。


2019年05月30日

default ひでこ(制作者)

こんさん、ありがとうございます。私の経験が少しでもどなたかのお役に立てばと思っています。これからもよろしくお願いします。


2019年05月30日

default こん

うつみさん、はじめまして。
落ち着いた文章で安心して読むことができ
ありがたく勉強させていただいています。
ひとりではない、と思えることに
勝手ですが、深く感謝しています。


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