わたしの物語
発病から回復へ、あなたの物語を語ろう
発病から回復へ、あなたの物語を語ろう
2018年10月18日 14時21分
自分だけの居場所が出来たことも完治の理由【双極性障害 完治しました】


自分の居場所は大切ですよね。
家の中に心身ともにリラックスできる空間がなかったことになんの疑問も持っていない異常な状態だったことに最近まで気づかないでいた自分に驚いています。専業主婦でうつ病という肩身の狭さは想像以上に過酷だったと思いました。
私の家は、3DKで、家族は4人でした。私以外の家族は、それぞれ自分の部屋がありましたが、私の居場所は台所だけでした。
寝るときは、娘の部屋に布団を引いて、テレビや照明のついた部屋でアイマスクをつけて寝ていました。
子供の頃から、1人で落ち着ける場所と時間を大切にしていた私にとって、とてもつらい環境でした。
そんな生活で、うつ病が治るはずがありません。
子どもが就職したので、出て行ってもらい、自分の部屋を確保しました。その頃から少しずつ病気が良くなってきました。
母親だから、妻だからと、いつも遠慮して、そんな状況でも我慢するのが当たり前だと思い、長い間無理な我慢をしてきましたが、やっぱりつらかったんだなと、やっと気が付きました。
治った理由は、他にもたくさんあると思いますが、自分の居場所が確保できたのは、大きな理由のひとつだと思います。
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ひでこ(制作者)